社交ダンスの費用っていくら?衣装や月謝の相場は?
社交ダンスを始めてみようかなと思った人がまず思うのがお金かかりそう、ということみたいです。
たしかにヨーロッパやアメリカなどのセレブな方たちがパーティーで優雅に踊っているシーンや、貴族の方々が社交場でたしなみとして当たり前のように踊っているイメージが強く、なんとなく敷居が高いように感じている人が多いですよね。
ちょっと残念な話なのですが、クルーズやパーティーではダンスタイムが設けられていることが多く欧米圏の人は文化として、たしなみとしてダンスを踊れるようになっていますので楽しんでいますが、日本人はそのような文化がなかったため踊りませんか?と誘われても踊れない人が多いようです。せっかくのダンスタイムを楽しめないのはもったいないですよね。

社交ダンスは本来誰でも気軽に楽しめるもので、基本のステップとルールを覚えてしまえば、正しいステップでなくてもなんとなく踊れてしまうものです。
ちょっとでもやってみようかなと思ったら一歩踏み出してみてください。そこには新しい世界が広がっていますよ。
とはいえ、費用はかかってしまいます。
始めるまでにいくらかかるのか、ダンス教室などで習うと月々いくらかかるのか、気になりますよね。社交ダンスにかかる費用を挙げていきますので、ご自身のスタイルに合わせて費用を計算してみてくださいね。
社交ダンスを始めるときにかかる費用
まず社交ダンスをするには練習靴と練習着、それに練習する場所が必要ですよね。
それぞれにかかる一般的な費用を挙げていきますので参考にしてください。
ちなみに、当スクールはレッスンウェアなど着飾った格好でなくてもOKです。
ジャージ・スウェット、スニーカーで楽しくダンスを楽しみましょう。カジュアル社交ダンスはとにかくダンスを楽しんでもらいたいので、持ち合わせの動きやすい靴と服装で大丈夫です。新品で動きやすい物一式そろえたとしても1万円くらいですね。
では、一般的な場合を見ていきましょう。
練習靴

社交ダンスは「スタンダード」と「ラテン」というジャンルがあり、踊り方が全然違います。
そのためシューズもスタンダード(モダン)シューズとラテンシューズに分かれています。また、「スタンダード&ラテン兼用」というシューズもありますので自分がどちらのジャンルを踊りたいか分からない場合はこれを選ぶと良いでしょう。
初心者のうちはラテンでもスタンダード用で代用することもできますが、レベルが上がってくると代用というわけにはいきませんので最低2種類そろえることになります。
シューズの価格は通販ショップですと女性用のもので5000円前後、男性用のもので8000円前後が相場です。
実店舗だと男女ともに10000~15000円くらいのものが初心者用の練習靴の価格の相場になります。
靴はステップの要ですので、もし練習靴をダンスシューズで買うのであれば、しっかりフィットするものを買う必要がありますのでお店で実際に履いてみて合わせてから買った方が良いと思います。
また、一部のダンススクールなどでは練習靴をレンタルしているところもあります。
始めたばかりはレンタルの物でも踊れないことはないのですが、自分の足に合ったものでないことが多いため靴擦れや疲れの原因になることがあります。できればしっかり選んで自分に合ったもの踊る方が良いでしょう。
ボールルームの床材を保護するために土足厳禁だったり、ダンスシューズ必須のところもあります。普通のスニーカーよりは踊りやすいので、始める際には買ってみるのもいいかもしれません。
練習着

基本的には練習着は何でもよいとされています。
ただ、社交ダンス専用の練習ウエアもあって、動きやすく格好もいいものが多いのでモチベーションが上がるかもしれません。
社交ダンスはマナーが重要といいますので、周りの人が不快に思わないような服装であることが大事です。
また男性は長袖が必須であったり、Gパン禁止であったり、サークルや教室によっては練習着をある程度指定しているところもあります。体験入会などの時に質問してみると良いでしょう。
ダンスパーティーや競技ダンスに参加するようになれば、男性はスタンダードダンスであれば燕尾服や女性はドレス、ラテン用の衣装等が必要になってきます。
社交ダンスでは動いたときの美しさも問われますのでちょっと値段は高いかもしれませんが、専門店の物の方が踊りやすさやラインの美しさが映えます。
ダンスの専門店では、トップス15000円前後、スカート3万円前後、ワンピースドレス10万円前後が平均的な価格です。
通販は専門店の半額くらいで購入可能ですが、出来れば実際の店舗で衣装を見ながらサイズも合わせて購入する方が良いです。
レッスンでかかる費用について

レッスン費用はご自身がどういうスタイルで練習したいかで大きく変わります。
主にレッスンを受けられるところはサークル、教室、また、教室の講師のランクでも大きく変わりますし、個人レッスンか団体レッスンかでも異なります。それぞれの特徴を以下に挙げていきます。
公民館での団体レッスンの場合
比較的安価で気軽に始められます。
おおむね入会金なし 月2回くらいのレッスンで月謝が1000~3000円が相場です。講師がプロでない場合もありますが、特別講師としてランキングがA級のダンサーを招くこともあるようです。
比較的年齢層が高めで、趣味として楽しむためや健康維持のために参加している方が多いので、仲間との交流や社交ダンスをゆっくり楽しみたいという方にはお勧めです。
カルチャースクールでの団体レッスンの場合
社交ダンス初級レベルなど、段階に分けて講習が開催されていることが多いです。
入会金は5000円~8000円 月謝というよりは1カリキュラム3か月くらいで合計15000円~20000円という感じです。
かなり本格的なレッスンを受けることができますので、社交ダンスをしっかり学びたい人にはこういった期間制のスクールから始めると良いかと思います。
ダンス教室での団体レッスンの場合
ダンス教室になると上記のものよりもさらに本格的なレッスンを受けられるようになります。
入会金は教室のスタイルによって大きく違いますが、5000円前後、レッスンは1レッスン60分で月7000円前後が相場です。
個人レッスン程、きめ細かな指導は受けられませんが、同じ目標を持つ仲間と一緒に練習できますので楽しいかと思います。教室のスケジュールには発表会(デモ)や競技への参加もあると思いますので参加には別途費用が掛かります。
ダンス教室での個人レッスンの場合
団体レッスンよりもクオリティと価格がさらに高くなります。
個人レッスンなので、ステップの癖の改善、自分の段階に合わせてメニューが組まれ飛躍的に技術は向上すると思います。
1レッスン30分で3000円~4000円のところが多いです。
ダンスホールを時間貸しで利用する

パートナーがいれば、曲やステップの練習をするという意味でこの方法一番安上がりかもしれませんが、講師から教えてもらうわけではないので技術の改善等は難しいかもしれません。
レンタルホール、レンタルスタジオは1時間1000~3000円、ホールの広さや設備によって価格は変わります。中には1人での練習を禁止しているところもありますので注意してください。
また、定員が決められており、その人数以上は別途料金がかかる場合があります。
社交ダンスを始めるときにかかる費用のまとめ
いかがでしょうか、お金を掛けようと思うといくらでもかけられるのですが、初期費用はやり方によってはかなり抑えられると思います。
練習着等を買った場合と買ってない場合では大きく差が出ますが
- 男性の場合 ダンス教室団体レッスン スタンダード 練習靴:8000円(通販) 練習着(上下):10000円(通販) 入会金:5000円 月謝 :7000円
合計 初月30000円、次月以降7000円~
- 女性の場合 ダンス教室団体レッスン 練習靴:5000円(通販) 練習着(上下):10000円(通販 ドレスの場合20000円~30000円) 入会金:5000円 月謝 :7000円
合計 初月27000~47000円、次月以降7000円~
が目安となります。
練習着などを買わない、公民館の社交ダンスサークルに参加する最安値コースの場合は月額1000円~2000円で始めることができます。
社交ダンスってどんなものだろう、ちょっとステップができるようになりたいという場合には良いと思います。

社交ダンスを始めてしばらくたつと、パーティーのお誘いや競技ダンスへの参加、発表会などのイベントへ参加するようになります。
パーティーについては主催している団体、フロアの場所や規模、イベントの内容でピンキリです。
市民イベントのような気軽に参加できるようなものは無料だったり500円だったりと安いですが、本格的なものになると5万円とかかなり高額なものもあります。
競技ダンスは出演料や交通費、衣装代やメイク代など様々な費用が掛かります、発表会(デモ)はその他にも謝礼というものがありますので場合によってはかなり高額になります。
イベントへの参加は自分の練習の成果を発表するいい機会で、次のステップへのモチベーションに繋がりますが、費用の面からかなり負担になることが多いようです。
基本的にはイベントへの参加は任意ですので、ご自身が社交ダンスとどうかかわっていきたいかで参加不参加を決めると良いと思います。
まずはダンス自体を楽しめる環境を作ることが大切ですので、無理のない始め方や練習スタイルをとると良いでしょう。
分からない場合には体験入会などを行っているスクールやサークルも多いので色々試してみましょう。
一緒にダンスを楽しめる機会が来ることを願っています。
最期までご覧いただきありがとうございました。
この記事へのコメントはありません。